流産の手術(ソウハ手術)経験談
この度、妊娠9週(3ヶ月)にて流産してしまいました。
妊婦には自覚症状はないけど、エコーによって胎児の死亡が確認された稽留流産(けいりゅうりゅうざん)でした。
そして、その死亡した胎児を取り除くソウハ手術をしました。
今回は、もう少し詳細を書きます。
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11:00 子宮口にスポンジのようなものをつめる。→ 点滴開始
先生に、「ちょっとチクッとしますよ!」と言われました。
でも、実際はチクッどころの騒ぎではありませんでした。
指先を針で突付いた時の痛さの強烈なものを股の間から突き刺された感じでした。
私は無意識のうちに、片方の手の指でもう片方の手をつねったり、爪で跡をつけたりして痛さを他に紛らわせようとしていました。
それ程長い時間でないのがせめてもの救いです。
ちょっと我慢すれば、すぐ終わってくれます。
病室に戻ったあと、パイプイスに座る事が出来ず、ベッドに腰掛けました。
少しすると、点滴が始まります。
その時、レントゲンの時病院で貸してくれる服みたいのに着替えます。
14:15 手術開始 → 14:30 手術終了
点滴をしたままです。
レントゲンの服(?)を着たまま、内診台にあがります。
手術なので、天井にはライトが煌々と照り付けています。
その真下に両手両足広げたまま、内診台にあがり仰向けになります。
「なるようになれ〜!」「好きにしろ〜!」って感じです。(笑)
私の時は、先生2名、看護師1名でした。
目にガーゼのような物をかぶせられます。
全身麻酔の注射をうたれ、
先生の後について、1.2.3・・・と10数えると意識を失います。
私の場合は、
「あー、麻酔が効いてきたなぁ〜・・・いつ始まるのかなぁ〜?」
と思っていたら、手術はもう終わっていました。
痛くも痒くもありません。
あとはそのまま病室へ戻り、
麻酔が完全にきれるまでおやすみなさい。。。(v_v) スヤスヤ
この間もずっと点滴していました。
この日一日で全部で点滴は4〜5本位だったかな?
手術そのものよりも、スポンジみたいのを子宮口に入れられる処置の方が
ずっとずっと痛かったです。
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精神面のお話をします。
手術前日はとってもキンチョーしていました。
何せ、生まれてはじめての「手術」でしたし。(^_^;)
ただ、私の場合原因不明不妊ということもあり、まず、妊娠までの道のりが決して平坦ではなかったのです。
なのでだとおもうのですが、ソウハ手術が終わった日の夜・・・
何もかも終わってしまったかのような喪失感に襲われました。
妊娠までの辛かった日々・妊娠からこの日までの楽しかった日々が走馬灯のように脳裏に蘇ってくるのです。
特に初めて心拍を見たあの感動を思い出す瞬間が強烈に胸を突刺される想いでした。
結局あふれる涙を止める事が出来ぬまま3時間近く泣きつづけました。
主人は黙って私のそばについていてくれました・・・。